Webサイトの保守契約の必要性
保守・メンテナンス契約とは
Web制作会社と結ぶ保守・メンテナンスとは、公開したWebサイトの状態を維持するための業務のことです。具体的には、サーバーのクラウドサービス導入時の社外のホスティング会社との仲介や、サイバー攻撃が起きた際の状況を把握、復などの対応をします。
保守・運用の限界
保守・運用サポートとは、一般的にWebサイトの状態維持と更新に関する業務となります。デザインの変更やページの追加などの大幅な変更は改修とされ、都度見積もりで費用がかかります。
保守契約書の項目・内容例
まずは「保守業務仕様書」を作成して、契約を交わします。Web担当者としても、自社がどのような保守サービスを契約しているのかを確認しておくことが必要です。
保守の対象は主に、Webサイト制作時に制作したHTML、画像データ、プログラムデータ等、Webサーバーにアップされているコンテンツ関連データなどのWebコンテンツです。
- Webサーバー保守
- Webサーバーの障害対応
- CMSなど導入しているツールの保守
- 対応時間・対応体制
- 開発環境の維持
- 緊急公開対応
- マーケティングレポート
各種サービスの契約代行管理業務
契約代行管理業務とは、Webコンテンツの公開するための環境を維持することです。契約代行管理業務に当てはまるサービスは、サーバーやドメイン、SSL証明書、その他セキュリティーソフト、CMSなどです。制作前の見積もりの段階で、依頼者側が自社で契約を行うか、依頼するかを決定します。
Webサーバー保守、障害対応
Webサーバーの保守とは、サーバー管理者のアカウントやメールアドレスの管理、Web/DBサーバーのバックアップなどを定期的に行うことです。
Webサーバーの障害対応はサーバーの障害時社外のホスティング会社との技術的仲介を行い対応いたします。
DNSサーバーの保守管理
DNSサーバーの保守管理では、特設サイトやスペシャルサイトを立ち上げる際など、サブドメイン・新規ドメインの追加と設定を代行します。
CMSなどのバージョン管理
導入しているCMS「WordPress」に合わせ、セキュリティバージョンアップの適用やメンテナンスを行います。
開発環境の維持
開発環境の維持とは、Webサイトを構築する際に利用したテストサイトの環境(データの保持など)を維持することです。テスト環境の使えるサーバーを残しておくことで、再度開発に関する変更点があった場合にすぐ対応することができます。Webサーバーの維持にはデータ容量がかかるので、保守として契約する必要があります。
ヘルプデスクサポート
ヘルプデスクサポートとは、公開後の、HTMLやCMSの操作、仕様に関する相談への対応のことです。サーバーへの接続の仕方がわからなくなってしまった、パスワードを紛失して、ログインできなくなってしまったなどの緊急時に、専門知識を持った担当者が回答します。
Webサイトが公開された後、Web担当者だけの力でWebサイトのコンテンツの更新や変更を行う際に、どうしても難しい場合があり、ほとんどのお客様が制作会社に質問や相談を尋ねます。そのときにヘルプデスクサポートを保守に入れておかないと、質問ができなくなってします。
Web担当者の負担を減らし、結果的に時間や労力、費用の削減ができるので、ヘルプデスクサポートを保守として契約しておくことは大切です。
CMS「WordPress」の保守
使用するCMSや保守のプランは、制作会社によって大きく変わります。世界で最も使用されているWordPressは、利用が無料である反面、多くのプラグインをする必要があったり、オープンソースで世界シェアが高いために、サイバー攻撃を受けやすいCMSです。CMS自体が無料なのだから保守の費用も安くなるだろうと思われがちですが、WordPressの保守はセキュリティ対策が必要なので、保守に多くの費用がかかります。
Web制作会社のセキュリティ対策には、WordPressが頻繁に行うバージョンアップへの対応も含まれます。プラグインのバージョンアップの対応が必要なのです。